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NPOフィールドキッチンセミナー「 糀について学びませんか…」のご報告
春の始まりを感じる気持ちの良い「昼下がり」阪急御影から10分程の住吉山手5丁目の
白井操クッキングスタジオは多勢の参加者で一杯でした。
その日お迎えしたゲストは高知県四万十で100年余り続く糀屋さんの7代目井上雅恵さんです。ここで作られる麹、すべては代々受け継がれた大きな木桶から。手間を惜しまない昔ながらのやり方です。朝5時には麹室に入られ、お米を蒸し、人の手で広げ冷まして、麹菌を混ぜこみ木製の容器に盛って室で待つこと丸二日。新鮮なものを出荷していきますと、なんでもないような笑顔でお話してくださる雅恵さん。
限られた人の手と目が行き届く範囲の糀や味噌作り…だからおいしいものが出来るんですね。
ここからは白井が日頃作り続けて少しずつ毎日食べている糀水の作り方を紹介して皆さんに召し上がっていただきました。
☆酵素が生きているから…とかつい言ってしまいますが、酵素はたんぱく質、生き物(生物)ではないので、生きているとか死ぬとか言いません。
活性している状態を生きている…って表現しているのでしょうね。麹菌が作り出した酵素の働きでで疲労が回復したり、血圧を下げたり老化予防をしてくれたり…抗酸化成分を生み出してくれる…でも持続はしないから、コツコツと毎日色々な食品をバランスよくとることが大切なんだと改めて学びました。
麹菌は消化を助け、腸内環境を整えてくれる発酵によってビタミンやミネラルなどの健康成分を作ることで身体に良い影響を与えますと教えてくださった、九州大学名誉教授の酒井先生ありがとうございました。