食の大切さを伝える親子イベントが開催されました。
飯盒炊さんとお話会で、楽しいひとときを!
阿部先生の「さあ、今日は1日楽しく遊びましょう!」の掛け声でイベントはスタート。
子どもたちはメスティン飯盒を使い、お庭で炊飯に挑戦です。メスティン飯盒は、キャンプでも人気の炊飯セット。一人1つの飯盒に1合ずつ。お米を測って研いでから吸水させ、炊いて蒸す。炊けるまでの間もじっとしてはいません。庭のトマトをもいで食べたり、白井さんお手製の梅シロップとハーブ酢のドリンクをいただいたり、みんなワイワイとっても楽しそう。固形燃料の火がスーッと消えたら待つこと10分。みんな無事炊きあがりました! ご飯が炊けたらランチタイム。おかずは、薄切り肉のポークチャップと粉吹き芋、高野豆腐の煮物など、どこか昭和の匂いのする懐かしいメニュー。「ポークチャップは、具だくさんのソースを多めに用意しました。ソースをなじみやすくするため、玉ねぎのすりおろしを少量加えています。昭和の時代は、ちょっとひと手間かけて丁寧に作っていたことを、若いお母さんにも知っていただきたくて」と、白井さん。
食を通じた体験は、子どもたちを逞しく育む!
食後は、阿部先生のお話です。
「お家だと好きなことができるけれど、今日のようなイベントでは、友達がいるから嫌いなものを食べることができたり、お話を聞くときはちゃんと耳を傾けたりと、子どもたちは自然に多くのことを学びます。とくに食を通じた体験は、子どもたちの感受性を育み、その後の成長に大きな影響を及ぼします。テレビで見る、話を聞くだけでなく体験することが大事なのです」と、阿部先生。また、行事ごとの食を大事にして欲しいというお話も。「雛祭りにひし餅、お花見にお弁当など、行事には必ず食がつながっています。今日はこれを作ってみようと話しながら一緒に買い物に行くのもいい。そういうことが、大切な体験になります。そのためにも、まずはお母さん方が、子育ての今の時間を楽しんで!」。阿部先生のエールに、真剣に耳を傾けるお母さんたち。その間、子どもたちは場所を移して蒸しパン作りに挑戦です。
「食べ物は、手紙みたいなもの。子どもたちへの毎日のお弁当作りは、『今日はこれ食べさせたいなあ』という母からの愛情いっぱいの手紙です。手紙に味はないですが、料理には味がある。味が記憶に残ります。だから食べものの力は強い。今日の体験も、お家とは違う体験として心に残るはず」という阿部先生の言葉が印象的でした。
最後に参加してくれた子供たちに感想をひとこと自由に書いてもらいましたので
記念に残しておこうと思います。