兵庫食の応援団

2023年10月31日

毛艶のいい元気な鶏が産む美味しい卵！

「卵の約75%は水分です。卵の品質と味の決め手は、なんと言っても、鶏の飲み水。うちの鶏たちは、イワナの住む清流を飲み水にしています」と、今井さん。市販の配合飼料や輸入トウモロコシは使わず、米（「山田錦」など兵庫県産の酒米の精米時に出る「みじん」）やおから、地元でとれた黒大豆を茹でて潰したもの、魚粉、天然ワカメなどをＥＭ菌などで発酵させた手づくりの自家飼料と、ビタミンの豊富な草を最低２日に1回は与え愛情いっぱいに育てています。草は鶏の身体を弱アルカリ性に保つのだそう。「人間も腸内細菌が健康を左右すると同様に、発酵食品を与えると、鶏も元気よく育ちます。だから、うちの鶏はみんなピカピカ、艶が違うでしょう」。トウモロコシやパプリカ、着色料を使わないので、黄身の色はごく薄いレモンイエロー。食べた草の色が黄身の色になる、安心・健康の黄色です。日がよく当たり風通しもいい1部屋5坪の広さに、約50羽の鶏が暮らす鶏舎では、鶏たちが土の上を自由に走り回っていました。