循環型農業を実践する、若き農業家!
地球温暖化や海洋汚染などの問題が取り上げられる中、環境にやさしくより良い農業のあり方を追求する動きが強まっています。
「ひょうたん農場」の須原さんもまた、減農薬にこだわった米の栽培と、但馬牛の繁殖を行っている環境を活かして、循環型農業を推進しておられる農業家の一人。牛糞と米のもみ殻を発酵させ、堆肥にして、栄養たっぷりの土壌づくりに活かしたり、米の収穫後に出るワラは牛の餌やベッドとして活用したり。「これからの農業をより活性化させ、持続性の高いものにするために、大切で必要な取り組みだと考えています」と、須原さん。昔から農業が盛んな丹波地域ですが、住民の高齢化はもちろん、若い方でも農作業に疲弊され、親から受け継いだ農地を採算が合わず田んぼを放棄してしまうのが実情。そんな農家さんに代わり、農地を耕し米作りの代行も行っているそうです。「3代にわたりこの地を受け継いできた農家として、できるだけ楽に継続できるような新しい形の農業を作っていきたい。そうすることで、地域を守り、次世代につなぎたいと考えています」。
「ひょうたん農場」では、お米や土に含まれる成分を分析し、より洗練された酒米づくりにも努めているそう。
「五百万石や、Hyogo Sake 85という兵庫県でいちばん新しい酒米も、彼が一手に作ってくれていて、去年はすごくおいしいお酒に仕上がりました」と、山名さん。
「ひょうたん農場」
兵庫県丹波市市島町中竹田1678-2
TEL 0795(78)9487
hyotanfarm.com