舌の上でとろける美味しさ!
一般的に「神戸牛」の名前で知られていますが、正式名称は「神戸ビーフ」もしくは「神戸肉」。兵庫県産但馬牛の中でも最高品質のものだけに許される称号です。但馬牛は、もともと但馬地方原産の黒毛和種の一系統で、先祖代々純血を守ってきた由緒ある牛。霜降りの脂肪分と熟成させた赤身の持つ上品なうまみが溶け合う肉質が特徴です。神戸菊水では、神戸牛の本来の美味しさを味わっていただけるよう、精肉のチルドでのお届けはもちろん、より利便性の高い、冷凍保存での品質の維持・管理にもこだわっておられるそうです。ステーキで食べるお肉の部位は、従来、適度に脂身があって香りのいいサーロインや、脂身の少ないテンダーロイン(ヒレ)が主流ですが、最近は健康志向からもも肉などの赤身肉を好まれる方が増えているそう。「ラムシンやマルシン、イチボなどお尻に近い部分は肉質も柔らかく、あっさりした味わいでおすすめですよ」と、梅田さん。
「神戸ビーフは、焼いている時の香りから違います。若い方にも、本物の美味しさと香りならではの感動を、もっともっと知ってほしい。高価だから、なかなか手が出ないけれど、例えば誕生日のお祝いに、友達とお金を出し合って、「神戸ビーフをひと口ずつ楽しむ会」を企画するのはどうかしら。フライパンでサッと焼くだけで、その場が幸せに包まれるはず!みんなでワイワイ過ごす、会話もごちそうですね」と、白井さん。また、「神戸ビーフ」に一歩近づいてもらえる商品として、梅田さんが「神戸牛コンビーフ」をご紹介くださいました。1990年、神戸菊水の関連会社製造のコンビーフが、オーストリアで行われた世界的なコンテストで最高名誉賞を獲得。現在も当時の技術を継承し、製造・販売しておられるそうです。「もも肉を塩漬けして熟成させ、セロリ、人参、長ネギを加え長時間煮込み、日本人向けにコンソメのゼラチンで固め、コクのある味わいに仕上げています。薄切りにしてバゲットにのせたり、野菜と一緒にさっと炒めたりしても美味しいですよ!」。
「神戸菊水 本社店」
兵庫県神戸市兵庫区新田町3-40-19
TEL 078 (511)0345
日曜定休
※神戸牛コンビーフのお取り扱いは本社店のみ
菊水HP